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ベルリン・アフェア
theBerA1The Berlin Affair (1985 Italy / West Germany) オススメ度 ★★☆ 2.5/5

これはどう書けばいいのか迷う作品で、でも素通りしてしまうのもむずかしいです。 高木澪の無表情なクールビューティと、ヨーロッパの哀愁漂うドイツ美人の共演。しかもナチスドイツの時代になぜか辻村ジュサブローの着物や異国情緒(?)あふれるシーンもあって、耽美的なものが好きな方には一見の価値はあるかな ・・・と。

theBerA2舞台は1938年ナチス政権下のベルリン、外交官の妻ルイーズ(グドルン・ランドグレーベ Gudrun Landgrebe) は絵画教室で知り合った日本大使の娘ミツコと愛し合うようになる。そこにミツコに執着している絵の教師と、夫のハインツが入ってきて二人の仲を引き裂こうとするが・・・。

谷崎潤一郎の 『卍』 が原作なんですけど、舞台をドイツにした時点で、あの関西弁も消えて、地すべり的な粘着形のエロスも質が変わっているんですね。いっそ 『卍』 から切り離してくれればよかったのに、と私なんかは思います。 欧米の人には 『卍』 の不思議さ、東洋の神秘 (笑) を身近に感じるにはこれでいいのかもしれませんが。 

theBerA3リリアナ・カヴァーニというイタリアの女流監督の作品。 『愛の嵐』 というこれまたナチス絡みの真っ暗な話を撮った人で、やはり闇に潜む人間の業のようなものに興味がおありなんじゃないでしょうか。

そのかたが谷崎文学の 『卍』 をお選びになって、私のように 『卍』 と 『愛の嵐』 が苦手だと、見ているときも気もそぞろ。 時間かかりました、見終わるのに。 でも、その二つの映画が結構好きって方にはお勧めです。

theBerA4ミツコが服を持ってきてって電話してルイーズが持っていくところがあるんですが、そういう双方向のわかりやすい細部がもっとあれば、やっぱりこれって可愛い悪魔に振り回されてみたいってこと?、なんて思えたんですけど。 ルイーズのミツコへの情愛の深さが、 『卍』 もですが、なんだかよくわからないもので・・・。

こういう妙なトライアングルが成り立つには、ルイーズ夫婦が少し健康的だったかなって気もするし、もともと曖昧を許す文化のなかでの話なのでよその国にもっていったら無理が目立ったのかもしれません。

星 2.5 は 5 の中間ということで、判断できずという意味も含まれています。 Peace. ピース



フィルム The Berlin Affair

ファンのMV。

theBerA5ビデオは削除。
IMDb The Berlin Affair 
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