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A Girl Thing (Lauren & Casey)
agthing1A Girl Thing ア・ガール・シング (2001) オススメ度 ★★★★ 4/5

ニューヨークを舞台に、精神科医に通う4人の女性の問題を描く、1話1時間、4話のオムニバス形式のTVドラマ。

レズビアンの話は第1話で、"It Don't Mean a Thing If It Ain't Got That Swing"というタイトルがついていますが、YTなどでは"A Girl Thing"で出ています。

スーパーモデル&女優のエル・マクファーソンが主人公のローレン(写真左)を、相手役のバイセクシュアルのケイシーを演じるのは 『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』 に出演してスピルバーグ監督と結婚したケイト・キャプショー(右)。

このドラマは、ローレンが初めて女性と付き合って混乱した気持ちを、ヌーナン医師に話しながら展開するので、多少説明的です。ただラブシーンはロマンティックで、女優たちも魅力的。適度な軽さもあって、エンターテイメントとしていい出来です。 

AGTh3弁護士として成功していても恋愛には自信がないローレン。ブラインドデートに出かけて、もう一組のデートに来た女性、広告デザイナーのケイシーになぜか惹かれてしまいます。自分はレズビアンではないと思いながらも、ケイシーに誘われるとデートして、セックスして、と進みますが、友人の反対や職場でのうわさ、今までの価値観などが足かせとなって・・・。 

女優二人が自然で、どちらも現実にいそうな感じがいいです。それにこのタイプのカップリングは、よくあるのではないかと。厳しく育てられて仕事ができて、他者との関係まできちんとしないと不安なローレンみたいな人と、自足して1人の時間が大事で、ときどき人の気持ちから離れている執着心のないケイシーのような人。

まあもちろん、スーパーモデルみたいな弁護士がリアルかどうかは別ですけど。ローレンが外でタバコを吸うシーンがあるんですが、どう見てもモデルでおかしいです。あとおかしいと言えば、ケイシーと友人のシャロンの会話も。

ネタバレ注意: 
結局ローレンは、自分がレズビアンとも思えないまま、好奇の目で見られたり、自分の性分に合わない感情を持つのが嫌という理由で性的関係を終わらせます。ケイシーとのことは、"I kissed a girl"という、冒険の思い出というくくりに。このエンディングは不評ですが、現実的でもあって、このドラマのスパイスになっていると私的には思います。

というのは、最後にヌーナン医師の個人的な見解が出てきて、意訳すると、「ローレンはせっかく経験した喜びを、周囲の無理解と自分の恐怖心でなにか汚れたものに変えてしまった・・・でもたとえ短い時間でも、彼女は自分の心に従って生きたのだからもう元には戻らないことを願う」というもの。

つまりセラピストから見れば、ローレンのセクシュアリティがなんであれ、彼女が自分の心のままに行動したことは大きな一歩で、この経験が将来彼女を変えるかもしれないと示唆していると思います。そういう意味では、オープンエンディングかと。

で、私の解釈では、これはレズビアンの入り口に立ったような話じゃないかと。将来的にローレンは自分がレズビアンと自覚して受け入れていくと思います。今までの恋愛と違うのは認めているし、混乱した感情はいずれ解きほぐせるから。それに真面目なので、時代や環境が変わればなくなる問題に人生を支配されたくないと気づくんじゃないでしょうか。ケイシーと復活するかどうかは、微妙ですけどね。

AGTh2監督脚本は"The Truth About Jane"のリー・ローズ。精神科医に"・・・Jane"のときの母親役のストッカード・チャニング、"・・・Jane"ではレズビアンの教師役をやったケリー・ローワンが、ここではホモフォビアのローレンの友人クレアをやっています。そう、このクレア・・・最初にローレンから話を聞いたときのこの人の反応が、もっと肯定的なものだったらどうなっていただろうと、つい考えてしまいますね。

ラブシーンで流れるのは、ジョニ・ミッチェルの "A Case of You (歌詞)"という曲です。Peace. ピース



フィルム A Girl Thing

初デートのシーン。ナーバスなローレンはマティーニをぐびぐび飲んで、
レズビアンとアルコール依存症は直結してると思う?、などと質問・・・。(笑)


AGTdvdAGT pt1 part7まで (part4のラブシーン後の会話が2~30秒ほどなぜか飛んでます)。
AfterEllen.com レビュー
IMDB
Amazon








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コメント

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これは、セクシュアリティの問題に的を絞った点で、すべての方向のセクシュアリティの人に訴えかることに結果としてなっているような作品だとしたら、とても興味深いですね。そして、オープンエンディングということも相乗効果で。
観たことないですが、rekaさんのレビューだけでも何となく鑑賞した気になってしまいました。でも、観たいと思います。
son of Lauren | URL | 2008/11/14/Fri 17:30 [編集]
ぜひ見てください。これ、パッと見にはセクシー路線に見えがちなんですけど、よく見るとエル・マクファーソンは結構うまいし、ケイシー役もサラッとしていて、会話が多いのがおもしろいです。

ただちょっとパターン的なところが「Lの世界」以前って感じかな。でも最初のレズビアン経験で自己否定に陥るっていうのは、マイノリティである以上いつでも起きることですから。

セクシュアリティは、記事に書き加えましたが、これはレズビアンの入り口に立ったような話じゃないかと。もちろんUターンする可能性もないとは言えませんけどね。v-116
reka | URL | 2008/11/14/Fri 21:45 [編集]

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