スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Same Sex Parents
映画と音楽を交互に紹介してきましたが、映画がたまっているので多めに。

SameSPa1Same Sex Parents (2001 フランス)
仏題 Des parents pas comme les autres
オススメ度 ★★★★ 4/5

高校生の女の子が、ヘテロである自分のセクシュアリティと親のホモセクシュアリティを通して成長していく姿を描いた、フランスのTV映画。

これは私、けっこう好きです。母親がレズビアンで、当事者だけど主役じゃなくて対象化されているというか、娘の目からどう見えて、どう娘が受け入れていくか伝わってくるところがいいです。

オランプ(右写真右)はボーイフレンドのレオとキスの次に進みそうな段階。ところがクラスメイトのジェラルディン(左)が嫉妬して、オランプの母親がレズだと学校で言いふらします。そのことはうすうす気づいていたけどやはりショックで、母親に確かめようとしても答えてくれないことに苛立つオランプ。小さな町を出て、ゲイの父親が住むパリで暮らしたいと訪ねますが・・・。

両親がともにホモセクシュアルで、双方で望んで子供を作り、父親もときどき娘と過ごしているという設定。母親のマルティーヌが娘を育てていて、恋人で看護婦のドウもいっしょに暮らしています。カムアウトしていないので、近所ではドウはイトコということに。

SSPa3オープンリー・ゲイの父親と娘の関係は良好。オランプはパリに行ったときにレズビアンバーをのぞいたりして、都会と地方の違いを感じ取ったりもします。

同じゲイなのに父親はよくて母親には反発しているオランプがおかしいという意見もあるようです。まあでもそれは、親がヘテロでもゲイでも子供はあんまり親のセックスなんて考えたくないわけで、母親のレズビアンの部分だけ取り出して反発しているわけじゃないと思います。むしろ大事なことが聞けないことや、もっと一般的に、身近にいる母親より遠くにいる父親が優しく見えるというようなことじゃないかと。

オランプにはTVドラマ『アヴィニヨン伝説~秘められた予言~』に出ているルイーズ・モノ。憂鬱そうで、まだ子供っぽさも残っていて、人と違うことが不安だけど自分で考えようとしているティーンを好演。素直で優しい気持ちも見え隠れしているところがいいです。

母親のマルティーヌとオランプ(英訳はオリンピア)
SSPa4実際、このドラマで意地悪なのはジェラルディンくらいで、ボーイフレンドも親友も温かくオランプを見守っているし、ゲイの両親も愛情豊か。

母親が憧れの先生に、「あなたの愛が真実であるかぎり誰を愛するかは問題じゃない」と言われて人生が変わったと、オランプに語るシーンが印象的でした。Peace. ピース

桜 参考
2000年のアメリカの統計では、レズビアンカップルの3分の1、ゲイカップルの5分の1にティーン以下の子供がいると、オプラ・ウィンフリーのサイド番組のようなラジオトークショーで、心理学者が話しています(Oprah & Friends)。
こちらの記事(Raising Children Network)にはオーストラリアのケース、あと大手健康情報サイトのページ(WebMD SSP)でも同性カップルの子育てについての記事があります。

共通しているのは、同性愛の親に育てられた子供たちに異性愛の親の場合と比べて問題は見られないということ。地域社会によっては偏見などで親子にストレスがかかる場合があるということ。ゲイの子供がゲイになるというような俗説は間違っているということです。


フィルム Same Sex Parents

予告編。

母親の恋人ドウ。
SSPa5des parents pas comme les autres1 ~9まで 英語字幕の上にたぶんスペイン語字幕がのっていて見にくいですが、ないよりはましかも。
IMDB
DVD talk review レビュー
Amazon (米)








スポンサーサイト

コメント

管理者にだけ表示を許可する

こんにちはrekaさん。両親が同性愛者で、その子供の側からの視点でのドラマとは、なかなか興味深いです。日本映画「love my life」では、お互いに同性愛者と分かっていたけど仲が良かったゲイとレズビアン同志結婚して生まれた娘がレズビアンという設定でしたよね。でも。ゲイの両親同志、結局はやっぱり同性が好きだったけどお互い愛はあったんだよということになってます。作中、「やっぱり娘はパパとママの子だね」と同性愛の子は同性愛みたいな思想を匂わせています。一方、日本映画「topless」ではレズビアンで恋人と駆け落ちした母親を探すヘテロ娘が登場します。彼女は結局は母親を受け入れないし自分はやっぱりヘテロだけど、自分を助けてくれたレズビアンの主人公のことは好きだと言って、間接的に同性愛を受け入れる形になっています。ここでは親と子の個人的な生の在り方を認めるという、さらに言えば家族、引いて言えば共同体の中に多様な性のあり方を認めるという健康的な発想が垣間見えるといえそうです。 というようなことを改めて考えましたが、こうしたアフターロマンス的なゲイ&レズビアン映画はもっと日本でもあってもいいですね。
 
son of Lauren | URL | 2009/02/09/Mon 16:29 [編集]
Re: タイトルなし
こんにちは。ホントですね。
『Topless』は見てないんですけど、
『Love My Life』は好きでした。
リアリティは感じませんでしたが、
可愛くて観念的っていうのが最後まで
腰折れせずに貫いてあるのがよかったです。
セリフがほぼ原作どおりなのも効果的と思いました。

このSSPのほうは母親の描かれ方もなんかいいんですよね。
トラウマがあってカムアウトできないんですけど、
その一言が言えないという感じがリアルです。
娘もわからないことはわからないなりに
母親の話を聞いているような感じがあって。
ゲイとヘテロの親子関係では
こういう愛情を持って保留するっていうのも
大事かもしれませんね。
いつかわかるときが来るかもしれませんから。v-485
reka | URL | 2009/02/10/Tue 01:42 [編集]

トラックバック
トラックバック URL

Copyright © eureka moment. all rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。