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Gray Matters
grayM01Gray Matters グレイ・マターズ(2007)  to_IMDb
オススメ度 ★★★★ 4/5

ニューヨークを舞台に、フレッド・アステアの映画、百合マンガ、『ウィル&グレイス』ふうのシットコムをミックスしたようなロマンティック・コメディ。

四角い恋愛関係』とか『Kissingジェシカ』系の映画ですが、もっとレズビアンの話が薄くてちょっと非現実的。でもテンポよく優しい感じで、見ていて楽しいです。

ヘザー・グラハムブリジット・モイナハン(Yahoo!映画)というメジャーな女優二人が可愛いし、私はこういう軽い笑いが好きなのでなかなかいいと思います。ただ会話の比重が大きいのに早口で聞き取りにくかったり、ジョークがピンと来ないところがあって、日本語字幕がないのは残念。

グレイ(ヘザー・グラハム)
grayM02広告代理店に勤めるコピーライターのグレイと、心臓外科の研修医の兄サムは恋人同士と間違われるくらい仲良しです。二人とも'40年代の映画とダンスが大好きで、ジョギングもいっしょ。でもそろそろ誰か見つけないと、一生二人でいることになりそう。

ということでドッグパークで見つけたのが理想の恋人、水族館で働く動物学者のチャーリー。デートに誘えと兄をせっついたのはグレイですが、まさかその翌日に結婚まで決めてしまうとは。1週間後にはラスベガスで結婚式。その前夜は女同士で飲みまくって、酔っ払ったチャーリーとグレイはなんとキスしてしまいます。チャーリーは何も覚えていませんが、グレイはひとりパニックに陥って、NYに戻ると男性とのデートに走ります。でもどうやら自分はゲイで、兄嫁に恋してしまったらしいと気づいて・・・。 

チャーリー(ブリジット・モイナハン)
grayM4監督・脚本・プロデュースはスー・クレイマーという、売れっ子の職業脚本家だそうで、これが監督デビュー作。クレイマー監督の姉がレズビアンで、かつて姉が自分の友達を好きになったことをヒントにしたそうです。同じ趣味の兄弟が同じ人を好きになるのは、それほど不思議じゃないと思うとのこと。

これはおとぎ話のようなリアリティのなさをどう思うかで評価が分かれるようです。AfterEllenのレビューが面白くて、デビュー作でこのクオリティは立派と評価する一方で、ストレートのクレイマー監督はゲイの権利は理解しても感情がわからないようだとありました。グレイが自己否定に陥るシーンばかりでゲイであることを受け入れる過程がないし、全体に中身よりスタイルが勝っていると。

たしかにそれはその通りで、ひとつひとつの話にもっとつながりがほしかったかなと。ただ監督がインタビューで言っていた、子供からお年寄りまで多くの人が楽しめる映画でレズビアンを描くというのは、ひとつのテーマとしてあるんじゃないかと思います。私はこのキュートでさらさらした感じがなんかおかしくて、けっこう好きです。ちょっとアホらしいところが気が休まるというか・・・。

grayM3
ゴージャスなお風呂でおしゃべり・・・。(笑)

ネタバレ注意:
グレイの同僚キャリー役のモリー・シャノンがおかしいです。チャーリーのことを、玉の輿狙いでサムが医者として成功したら裏で弁護士とよろしくやって離婚の慰謝料をせしめようとしてんのよってまくしたてるシーンがあって、グレイがひとこと、「まだ"オール・マイ・チルドレン"録画してるの?」って訊くのが笑えました。

あと兄のサムが最後エレベータのなかで、「初恋の女の子と相思相愛なんてありえないのが普通なんだよ。そんなの12歳で結婚するようなもの。まだゲイの思春期も済ませてないだろ」っていうのが優しくていいなと。

grayM6キャストがみんな良くて、サムにはトム・キャヴァナー、グレイのセラピストにシシー・スペイセク。『Lの世界』でおなじみの二人が出ていて、一人はレイチェル・シェリー(ファンサイト英)。ヘレナと同じような役柄でグレイのクライアントを演じています。もう一人はシーズン3でキットの店のプロモーター役だったアラン・カミング (Wiki)で、タクシー運転手ゴーディの役をやっています。

冒頭で兄妹が踊っている曲はフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのコンビによる『トップ・ハット』(1935)から"Cheek to Cheek"。映画のタイトルがたくさん出てきて、その一覧がIMDbにあったのでリンクしておきます。Peace. ピース



フィルム Gray Matters

予告編。

レイチェル・シェリー:『Lの世界』のヘレナそのまま。
grayM5Gray Matters プレイリスト
Gray M. veoh フルでアップされています。
Official site
Rachel Shelley in G. M. レイチェルのバーのシーン。
AfterEllen.com "She Said What?"ep8 監督・出演者の動画インタビュー
Sue Kramer 映画について監督インタビュー記事
AfterEllen.com review レビュー
IMDB 劇中に出てきた映画名一覧。(Read Moreに邦題のリスト有り)
[Wiki]  to_OpenSubtitles 英語字幕  to_Amazon (米)







劇中に出てきた映画タイトル
『トップ・ハット』 Top Hat (1935)
- 冒頭のダンスシーンで "Cheek to Cheek"。
『レイジング・ブル』 Raging Bull (1980)
- サムがレンタルしたと言った映画。
『チャーリーとチョコレート工場』 Willy Wonka & the Chocolate Factory (1971)
- グレイとキャリーの会話でオーガスタス・グループの名前。

*サムのドッグパークの会話。
『ジョーズ』 Jaws (1975)
『オルカ』Orca (1977)
『フリー・ウィリー』 Free Willy (1993)
『フリー・ウィリー2』 Free Willy 2: The Adventure Home (1995)
『フリー・ウィリー3』 Free Willy 3: The Rescue (1997)
『ファインディング・ニモ』 Finding Nemo (2003)

*食べ物の映画ベストワン
『赤い薔薇ソースの伝説』 Como agua para chocolate (1992)
『バベットの晩餐会』 Babettes gæstebud (1987)
『愛と食欲の日々』 Fatso (1980)

*映画のなかの恐い女
『何がジェーンに起こったか?』 What Ever Happened to Baby Jane? (1962)
   ベティー・デイビス
『危険な情事』 Fatal Attraction (1987)
   グレン・グロース
『ミザリー』 Misery (1990)
   キャシー・ベイツ

*ベスト・キスシーンの映画
『風と共に去りぬ』 Gone with the Wind (1939)
   クラーク・ゲーブルとヴィヴィアン・リー
『汚名』 Notorious (1946)
   ケイリー・グラントとイングリッド・バーグマン
『ドクトル・ジバゴ』 Doctor Zhivago (1965)
   オマー・シャリフとジュリー・クリスティー
『わんわん物語』 Lady and the Tramp (1955)
   レディとトランプ

『E.T.』 E.T.: The Extra-Terrestrial (1982)
- グレイがキスの翌朝チャーリーに"I feel like E.T." 。
『オズの魔法使い』 The Wizard of Oz (1939)
- グレイが自分の心境を『オズの魔法使い』のドロシーみたいと。
『リバーダンス 1995 ダブリン?』 Riverdance: The Show (1995)
- グレイがゲイだとゴーディがわかったシーン。
『雲流るるままに』 Till the Clouds Roll By (1946)
- チャーリーとグレイが好きな映画。テレビで見ていて、二人で音楽に合わせて踊る。
『アイ・ラブ・ルーシー』 "I Love Lucy" (1951)
- チャーリーの水族館にいるシロイルカ(ベルーガ?)の名前がルーシーとエセル。

テレビ番組
"All My Children" (1970)
- グレイとキャリーの会話.
オプラ・ウィンフリー・ショー "The Oprah Winfrey Show" (1986)
- キャリーが大好きな番組。
"Who's the Boss?" (1984)
- キャリーとの会話でグレイが嫌いと言ったTVのシットコム。
ジェリー・スプリンガー・ショー "The Jerry Springer Show" (1991)
- グレイが会社でゲイと知られてエレベータでパニックを起こすシーン。







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コメント

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レイチェルがTLWのコンベンションの時かなんかにインタビューで、今後の仕事としてこの映画ともう一つホラー映画か何かをあげていた気がしますが、まさかクィア要素のある作品とは知らなかったです!!
しかも主演はこんなビッグネームだったんですね!!(日本では一般的には超有名ってわけじゃないけど)

すごく興味でちゃいました!!
日本では公開されてない…ですよね!?

観るには海外版DVDを買うか、日本での劇場公開かDVD発売を待つしかないですかね??

どっちにしろ日本語で観るのは今はお預け状態かな~(汗)
白うさぎ | URL | 2009/06/28/Sun 15:07 [編集]
レイチェルのシーンはほんのちょっとですから、DVD買うのはもったいないかも。
ttp://www.youtube.com/watch?v=BEuAmZVgP_Y
(頭にhつけて) 
たぶんこれで全部。7分くらいです。これは映像がきれいなんですが、最後グレイがぴょんと飛び上がるシーンがないので、記事にリンクしなかったんです。レイチェルのファンにはヘザー・グラハムはどうでもいいんでしょうか。(笑)

veohでフルでアップされてるので、DLしたほうがいいですよ。
英語字幕も落として、プレーヤーに載せて一緒に見るとか。
だいぶ前にveohが変わってから私はDLしたことないんですが・・・。

女優がメジャーだからこれは日本で出てもいいはずなんですけどね。
冗談が多いので字幕より吹き替えのほうが楽しいかもしれません。v-517
reka | URL | 2009/06/29/Mon 01:49 [編集]
わぉ!!かなり耳寄りな情報ありがとうございます!!

レイチェルの出演も気になるところですが、個人的にはブリジット・モイナハン見たさにフル動画に挑戦したいと思います!!
白うさぎ | URL | 2009/06/29/Mon 19:51 [編集]

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